内見、それは部屋選びで最も大切なイベントです。
不動産賃貸の内見の流れと当日のポイント
「内見」これは新しい住まいを探す際に欠かせません。
実際に部屋を訪れて、自分の目で確認することで、写真や間取り図では分からない部分を把握できます。
物件選びは結論の所「内見」これで決まっていると言っても過言ではありません。
しかし、ご自身の希望する物件をしっかりと整理しておく事で「住んでみたら思っていたのと違う!」という事を避けやすくなります。
今回は、内見の流れと当日の注意点について詳しくご紹介します。
1. 事前準備 – 内見前にやるべきこと
内見の前にしっかりと準備をしておくことで、スムーズに進めることができます。
① 希望条件を整理する
物件選びをスムーズに進めるために、以下のような条件を整理しておきましょう。
家賃(管理費込みの総額)
間取り(1LDK、2DKなど)
駅からの距離
周辺環境(スーパーや病院、学校など)
建物の築年数や設備(オートロック、エレベーターなど)
ペット可、駐車場の有無
これらの条件を不動産会社に伝えて頂く事で、よりお客様に合った物件の内見が可能になる他、内見しながら「思った条件と違う物件に決めてしまう」とい事を避けやすくなります。
② 内見の予約をする
希望の物件を決めたら、不動産会社に連絡して内見の予約をします。人気の物件はすぐに埋まってしまうため、早めに予約をするのがポイントです。
不動産会社も、どうしてもお部屋を早く決めたいと考えていますので、良い物件はある意味で公平な「早い者勝ち」なのが現実です。
③ 必要な持ち物を準備する
内見当日は、以下のものを持っていくと便利です。
メモ帳やスマホ(気になった点を記録する)
メジャー(家具のサイズを測る)
方位の分かるアプリ(日当たりをチェックする)
チェックリスト(確認すべきポイントをリスト化しておく)
2. 内見当日の流れ
① 不動産会社に集合または現地集合
内見当日は、不動産会社に集合するか、直接物件の現地で待ち合わせることが多いです。不動産会社に行く場合は、担当者が車で案内してくれることもあります。
お客様のスケジュールや移動手段に合わせて動くことが可能です。
② 物件の外観をチェック
物件に着いたら、まずは建物の外観や周辺環境を確認しましょう。
建物の状態(古すぎないか、外壁のひび割れはないか)
ゴミ置き場の清潔さ(管理が行き届いているか)
駐輪場・駐車場の有無(自転車や車を使う場合は必須)
周辺環境(交通量や騒音、コンビニやスーパーの距離)
③ 室内のチェックポイント
部屋に入ったら、以下のポイントを確認しましょう。
1. 日当たりと風通し
窓の向きは?
間取り図と実際の部屋が一致しているか?
カーテンのサイズは?
隣の建物との距離は?
ベランダの状態は?
2. 設備の状態
水回り(キッチン・トイレ・浴室) → 水漏れやカビ、臭いはないか?
収納スペース → 十分な広さがあるか?
コンセントの位置 → 家具の配置に影響しないか?
Wi-Fi環境 → 光回線が引けるか?
3. 生活音や周辺環境
上下左右の部屋からの音はどうか?
近くに工事現場や騒がしい施設はないか?
玄関の鍵はしっかりしているか?
④ 物件に関する質問をする
気になった点があれば、不動産会社の担当者に質問しましょう。
「過去にどんな人が住んでいましたか?」
「設備の修理履歴はありますか?」
「管理会社の対応はどうですか?」
また、よく話題にあがるのが「隣人ガチャ」と言われる近隣の方ですが、
これはある意味で運ですのでどうしようもない部分が多いですが、壁の厚さの確認や、全居住者の退去理由などを聞くことで、多少は回避が出来ます。
3. 内見後の対応 – 比較検討と申し込み
① 内見した物件を比較する
複数の物件を内見した場合、それぞれのメリット・デメリットを整理しましょう。写真を撮っておくと、あとで比較する際に役立ちます。
② 申し込みを決める
気に入った物件があれば、早めに申し込みをするのがベストです。申込書には、身分証明書や収入証明が必要な場合があるので、事前に準備しておきましょう。
申し込みに必要な書類を先に不動産会社に確認しておくことで、スムーズに進める事が出来ます。
③ 契約前の最終チェック
申し込み後、契約前に再度確認すべきポイントがあります。
初期費用の明細をチェック(敷金・礼金・仲介手数料など)
退去時のルール(原状回復の範囲や敷金の返還)
契約書の細かい内容(特に解約の条件や更新料)
4. まとめ – 内見を成功させるポイント
事前準備をしっかり行う(希望条件の整理、持ち物準備)
内見当日は細かい部分までチェック(設備、環境、生活音など)
物件ごとのメリット・デメリットを比較する(撮影などをしておき、自分の中でしっかりと比較する事が大切)
気に入った物件は早めに申し込む(人気物件はすぐ埋まる)
契約前にしっかり内容を確認する(初期費用や退去時の条件)
内見は新しい生活を決める大切なステップ。しっかりと準備し、当日は納得いくまで確認することで、後悔のない物件選びができます。素敵な住まいを見つけるために、ぜひ今回のポイントを活用してください!