
暮らしをラクにする“動線”の考え方。宝塚の小さな部屋で試してわかったこと
暮らしをラクにする“動線”の考え方。宝塚の小さな部屋で試してわかったこと
毎日の生活の中で、「なんだか家事がうまく回らない」「部屋が片づかない」と感じたことはありませんか?
実はその原因、**“動線(どうせん)”**にあるかもしれません。
私自身、宝塚で小さな賃貸の部屋に暮らし始めたとき、最初は「狭いから仕方ない」と諦めていました。
でもある時、部屋のレイアウトを“動線”を意識して見直したところ、驚くほど暮らしが快適になったのです。
今回はその実体験をもとに、暮らしをラクにする動線の考え方と、宝塚の小さな部屋で工夫したポイントをご紹介します。
① 「動線」とは?暮らしやすさを左右する“見えない道”
まず「動線」とは、人が部屋の中で移動するルートや流れのことを指します。
たとえば、朝起きてから顔を洗い、服を着替えて朝食をとり、家を出るまでの一連の動きもすべて“動線”です。
この動線がスムーズだと、毎日の行動がストレスなく進みます。
逆に、モノの位置や家具の配置が動線を妨げていると、「ちょっと面倒」「使いづらい」という小さなストレスが積み重なってしまうのです。
② 宝塚の“狭い賃貸”で感じた不便さ
私は宝塚で約30㎡ほどのワンルームに住んでいます。
最初の頃は、広さが限られている分、家具を置く場所をあまり深く考えず、「とりあえず空いているスペース」に置いていました。
その結果どうなったかというと…
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朝の支度で何度も部屋を行ったり来たりする
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掃除道具が取りにくくて、掃除が面倒になる
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キッチンからダイニングまでの移動が微妙に遠い
「広さは関係ない。配置の仕方次第で暮らしやすさは変わる」と気づいたのは、まさにここからでした。
③ “動線”を意識したレイアウトに変えてみた
では、どうやって改善したのか?
私が実際に試して効果を感じたポイントは、次の3つです。
✅ 1. 「生活の流れ」を紙に書き出す
まずは自分が1日の中でどんな順番で動いているかを書き出しました。
「起きる → 洗面所へ → クローゼットで着替える → キッチン → 玄関」といった動きがスムーズにつながるように、家具の配置や収納場所を見直します。
✅ 2. “1アクション”で使えるようにする
収納や家電は、**「1歩動いて・1回開ければ・すぐ使える」**位置に置くよう意識しました。
たとえば、掃除機は収納棚の奥ではなく、玄関横の取り出しやすい場所に。
料理で使う調味料は、数歩歩くキッチンボードではなく、コンロのすぐ横に設置するなど、小さな工夫で驚くほど動きがラクになります。
✅ 3. 家具の「通り道」をつくる
狭い部屋ほど大切なのが、“動ける道”をしっかり確保すること。
壁沿いに家具を寄せて通路を広く取るだけでも、無駄な動きが減り、動線が一気にスムーズになります。
④ “動線”が整うと、暮らしが驚くほど変わる
動線を意識するようになってから、私の暮らしは大きく変わりました。
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朝の支度が10分早く終わるようになった
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家事のストレスが減って、片づけも習慣化した
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「狭い」と思っていた部屋が、以前より広く感じられるようになった
特に、仕事や家事で忙しい人ほど、“動線”の工夫は暮らしの質を大きく変えます。
狭い空間でも、「どう動くか」を考えるだけで、使いやすさは格段にアップするのです。
⑤ 宝塚の暮らしから学んだ「心地よさの本質」
宝塚で暮らしていて感じるのは、**「心地よさは広さや豪華さではなく、暮らしやすさで決まる」**ということです。
小さな部屋でも、自分の生活動線に合った空間に整えれば、日々の暮らしはぐっと快適になります。
そしてそれは、住まい選びにも通じる考え方です。
次に引っ越すときや部屋を探すときも、「動線がイメージできる間取りかどうか」を意識してみてください。
それだけで、暮らしの満足度はきっと変わるはずです。
まとめ
「狭いから使いにくい」と思っていた部屋が、「暮らしやすい空間」に変わったのは、“動線”を意識するようになってからでした。
毎日の行動がスムーズになると、暮らしがラクになるだけでなく、気持ちにも余裕が生まれます。
小さな部屋こそ、動線を意識する価値があります。
今日からぜひ、自分の暮らしの「動きの道」を見直してみてください。